割安成長株の探し方

2024年10月3日

「割安成長株」とは、まだ株価が安いのに、今後大きく成長が期待できる企業の株のことです。例えば、大きなポテンシャルを秘めた高校球児みたいな存在です。まだ注目されていないけれど、将来大きく飛躍する可能性がある、そんな企業の株を探すのが成長株投資の醍醐味です。

「割安成長株」のキーワードは２つ。それは「割安」と「成長」です。安さと将来性をバランス良く兼ね備えた企業を見つけるには、割安指標と成長指標を両方とも確認する必要があります。

割安指標の代表格がPERです。PERは、株価が企業の利益に対してどれだけ割安かを示す指標です。一般的に、PERが低いほど割安とされます。しかし、低すぎる場合は、企業に問題がある可能性もありますので注意が必要です。PERは、「企業の現在の価格と将来のポテンシャル」を測るバロメーターのようなものです。

EPS成長率とは、１株あたり利益（EPS）が１年でどれくらい成長しているかを示す指標です。成長性が高い会社はEPSの成長ペースが早いため、グイグイ業績を伸ばしていくと期待できます。そんな会社の株が、低いPERで放置されていたらお買い得と期待できます。

擬似的ではありますが、株マップのファクタートレンドマップを使うと、PERが低く、かつ経常利益が伸びている会社をスクリーニングすることができます。筆者もお気に入りのサイトなので、よろしければ使ってみてください。

割安成長株の探し方としては、成長が期待される業界に注目するのもひとつの手です。

たとえば、最近ではAIや再生可能エネルギーなどの分野が成長しています。これらの業界では、割安な株でも今後大きく成長する可能性が高いです。

「割安成長株の探し方」を理解することで、株式投資の楽しさが一層増します。PERやEPS成長率を活用することで、手軽に「成長性の高い割安株」を探せるでしょう。