株は暴落した時に買うべき

2024年9月12日

株式投資で成功するためのポイントの一つに、「暴落した時に買う」というものがあります。これを聞いて「本当にそんな時に買っていいの？」と思うかもしれませんが、実は暴落はチャンスでもあります。今回は、初心者でもわかるように、日経平均株価と移動平均線の乖離（かいり）を使った投資法を紹介します。

暴落のときはバーゲンセール

株式市場の暴落は、デパートで開催される「バーゲンセール」に例えることができます。普段は高くて買えない商品が、セールになると安く手に入るチャンスが訪れます。株も同じで、暴落時は普段よりも安く良い株を買うことができるのです。

日経平均株価と75日移動平均線

ここで登場するのが、日経平均株価と75日移動平均線です。日経平均株価は、日本の株式市場全体の動きを示す指標で、ニュースなどでもよく取り上げられています。75日移動平均線は、過去75日間の株価の平均値を取った線で、株価が今どのくらいの位置にいるのかを判断するための目安です。

株価がこの75日移動平均線よりも10%以上下がったとき、つまり「乖離（かいり）」が10%以上あるときは、株価が暴落している可能性が高いです。これはちょうどバーゲンセールのような状態です。

具体的な投資法

実際にどのタイミングで買って、どのタイミングで売るべきかを具体的に見ていきましょう。

買いのタイミング
日経平均株価が75日移動平均線からマイナス10%以上乖離したときが買いのチャンスです。このタイミングで株を買うと、その後の値上がりを期待できます。
売りのタイミング
買った株は、日経平均株価が75日移動平均線からの乖離が10%未満に戻ったときに売ります。この方法を繰り返すと、過去のデータでは約80%の確率で利益を得ることができました。

日経平均株価が75日移動平均線からマイナス10%以上乖離したときら翌日にマイナス乖離が10%未満に戻ったら翌日に売ると、過去のデータでは約80%の確率で利益を得ることができました。

勝率80%の理由

なぜこの方法で勝率80%なのか？それは、株価が大きく下がりすぎると、いずれ元の水準に戻る傾向があるからです。これは、ゴムボールが地面に強く叩きつけられると、元に戻ろうとする反発力が働くのと似ています。暴落した株価も、ある程度のレベルまで戻ることが多いのです。

心理的な障害を乗り越えよう

「暴落しているときに買うなんて怖い」と思うかもしれません。でも、株価が下がっているときこそ、逆に冷静にチャンスを見極めることが重要です。これはスポーツで言えば、相手が攻撃してきたときに守るばかりではなく、隙を見つけてカウンター攻撃を仕掛けるようなものです。恐れずに、正しいタイミングで行動することが勝利への鍵となります。