高配当株の選び方

2024年7月25日

日本では多くの雑誌が「高配当株」を特集しています。個人投資家にとっても「高配当株」は非常に人気のあるテーマです。そこで本記事では「高配当株の選び方」について分かりやすく説明します。

高配当株とは、株を持っているだけで多くの配当金をもらえる株のことです。例えば、100万円分の株を持っていて、その株が毎年4万円の配当金を出すなら、その株の配当利回りは4%です。最近では、この配当利回りが4%を超える株を「高配当株」と呼びます。

高配当株を選ぶ理由は、安定した収入を得ることができるからです。銀行の預金金利が非常に低い今、高配当株は魅力的な投資先と言えます。しかし、ただ配当が高いだけでなく、企業の成長性や安定性も重要です。

高配当株を選ぶ際のポイントを3つ紹介します。

まず、配当利回りが4%以上の株を選びましょう。これは基本ですが、配当が高いだけでは安心できません。他の条件もしっかりチェックすることが大切です。

ROAとは、企業が持っている資産をどれだけ効率的に使って利益を出しているかを示す指標です。ROAが高い企業は、少ない資産で多くの利益を生み出す力があるため、将来的にも安定した配当が期待できます。

株価位置とは、最近の株価がどれだけ高い位置にあるかを示します。具体的には、50日間の株価の中でどの位置にあるかを見ます。これが30%以上であれば、最近の株価が比較的高い状態にあることを意味し、投資家から注目されている可能性が高いです。

これらの条件を満たす株を探すには、スクリーニングと呼ばれる方法を使います。インターネットの株式情報サイトや証券会社のツールを利用すると便利です。条件を入力して検索するだけで、たくさんの高配当株が見つかります。

例えば、以下の条件でスクリーニングしてみましょう：

これで、投資する候補となる株が60銘柄程度に絞り込まれます。

高配当株投資は、安定した収入を得るための一つの方法です。しかし、配当が高いからといって無条件に飛びつかず、企業の収益性や株価の動きもしっかりと確認することが重要です。しっかりと調べて、賢く投資を行いましょう。