会社四季報の使い方

2024年10月3日

会社四季報は、個別株投資をするうえで欠かせない情報源です。日本の上場企業の業績や財務状況、配当、株価動向など、多くの情報が詰まっており、初心者でも銘柄選びに活用できます。

本記事では、四季報の使い方をわかりやすく解説しますので、これから個別株投資を始めたい方はぜひ参考にしてください。

四季報の使い方と流れ

業種で銘柄を絞る

まずは、自分が興味を持っている業種やこれから成長が期待できる業種に注目しましょう。

四季報には業種別に企業が分類されており、それぞれの業種の中から注目企業を見つけることができます。

例えば、IT関連企業やインフラ関連企業など、あなたの投資戦略に合った業種を探すことができます。

2. 業績をチェックする

四季報でまず確認するのは「業績」です。

業績の良い企業は、株価が上昇する可能性が高いため、業績指標に注目しましょう。

• 売上高増減率：前年と比べてどれくらい売上が伸びているかを示す指標です。売上が伸びている企業は成長性が高く、注目する価値があります。例えば、「売上高増減率10％以上」の企業は成長期待が大きいと言えます。
• ROE/ROA：企業の収益性を示す指標で、ROEやROAが高い企業は効率的に利益を上げている証拠です。「ROA10％以上」の企業は資産を有効活用していると考えられます。

四季報を使って、これらの指標に基づいて企業の成長性をチェックしましょう。

株価の動向を確認する

株価の位置も重要です。四季報には株価に関するデータが豊富に載っていますが、特に移動平均線と現在の株価の関係を確認することで、株価のトレンドを見極めることができます。

例えば、株価が上昇トレンドの銘柄は、ファンダメンタルズも上昇軌道に乗っている銘柄が多いため、今後の続伸が期待できます。過去の業績が好調な銘柄の中から、今後の展望も明るいところを見つけましょう。

割安株の見つけ方

割安株を見つけることは、投資の大きなチャンスです。四季報では、PERやPBRといった指標を使って割安銘柄を探すことができます。

• PER：企業の利益に対する株価の倍率を示します。一般的にはPERが低いほど割安とされ、「PER10倍以下」の企業は割安な可能性があります。
• PBR：企業の純資産に対する株価の割合を示す指標で、「PBR1倍以下」の企業は割安なことが多いです。

四季報の使い方として、これらの割安株を見つける指標を活用して、将来の値上がりを期待できる銘柄を探しましょう。

配当利回りを確認する

配当利回りは、安定的に配当を受け取りたい投資家にとって重要な指標です。四季報には、予想配当利回りの情報が掲載されており、「配当利回り4％以上」の銘柄は特に注目されています。配当を重視する投資家にとって、四季報の使い方としてこの利回りの確認は非常に重要です。

四季報の使い方まとめ

会社四季報を使いこなすことで、初心者でも簡単に有望な銘柄を見つけることができます。

業種選びから業績チェック、株価位置、割安銘柄、配当利回りまで、これらのポイントを押さえて四季報を活用しましょう。投資の第一歩を確実に踏み出すために、四季報の使い方をマスターしておきましょう。